オクラの種まき(直播)【無農薬・無肥料・草生栽培で家庭菜園の野菜づくり】

夏野菜の種まき・定植

こんにちは! わさびなです。

6月に入り梅雨入りももうすぐ。

うっとうしくてジメジメする季節ですが、
野菜たちの成長にはかかせない季節。
ぐんぐん大きくなっていきます。

オクラは直根性(タネから発生した種子根が土中で垂直方向に伸びる)
の野菜なので、直播するのが理想的といわれます。

一方でオクラは種皮がかたくて発芽しにくいともいわれるのですが、
気温も上がって雨の多い梅雨の季節は発芽しやすい印象です。

 

2014年から育てている島オクラ。
今年も種をまいてきました。
今年はこんな感じで育ててみよう、
オクラの種まき記事です♪♪

種まきするオクラの品種

私は島オクラという沖縄在来種の種を育てています。

丸い莢で、実は大きくなってもやわらかく生食できます。
生食すると実はほんのり花の香りがして、
今年もオクラが食べれてよかったなあと思います(*^^*)

2014年から育てて種をとっています。
やわらかくてとても美味。
気に入っているのですが、多収量の品種ではない印象なので、
違う品種に変えてみようかなとちょっと迷いました。
でもやっぱり今年も育ててみることにしました♪

アフリカ北部出身のオクラ

自分が畑でそだてている印象では高温多湿を好む印象なのですが、
本などを見ると、

「高温と乾燥」を好む、
「高温と多湿」を好む、

両方の見解が見られました。

もう少し上手にそだてられたらいいなと思うオクラ。
畝の高さなど工夫できる点を見直したいと思って
オクラの原産地を調べてみました。

 

調べてみたところ、
オクラはアフリカ北部原産で、
エチオピアという説が有力だそうです。

日本には幕末から明治初期の頃に伝わったとか。
日本では比較的あたらしい野菜なのですね。

 

エチオピアの気候、ちょっと調べてみましたが、

エチオピア高原:高山気候
エチオピア高原周囲の低地:熱帯サバナ気候
ソマリア国境付近:ステップ気候

~外務省国際協力局:「探検しよう!みんなの地球」ウェブサイト
各国の情報:アフリカのページより

 

バラエティに富む気候のようです。
サイトの気温を見るかぎりでは、平均気温は毎月15度前後で
そこまで高くはありません。

乾期と雨季があり、雨は多いらしく、大小計3つの雨季があるともいわれるそうです。
(「エチオピアの気候」論文著者 鈴木 秀夫氏:J-stageウェブサイトより

 

 

雨が多いのは好きでも、あまり気温が高くなりすぎると厳しいのかなあ。
何か工夫できるか、ちょっと考えてみます。

 

種まきの準備

種を浸水させる

オクラは発芽しやすくするために水につけると良いそうですよ。
私は以下のようにして播いています。

①1昼夜水につける

②さらに1日、窓際など日なたに水につけたオクラをおいておく。

 

根が出てきました(*^^*)

 

播く場所

何回か栽培してみて、私の家庭菜園では1か所に1本、
そして苗と苗の間(株間)をかなり開けた方が大きく成長しやすかったので、

・株間は2m
・畝の幅は120㎝くらい

で栽培しています。

 

でも、無肥料でも90㎝幅の畝、株間50~60㎝で栽培できるという話も聞きました。
品種によるのかなあ。

間違えてオクラの種を90㎝ほどの畝にばら撒いてしまった場所があるので、
今年はそのまま育ててみようかな。
畝の肩に結構近い場所なんですが、ちょっと様子を見てみます(*^▽^*)。

種をまきます

私は以下のように播いています。

 

①直径30cmほどの草を根から刈る。
(オクラの発芽は時間がかかることが多いので、
草に埋もれてしまわないよう、広めに草を刈っておきます。
今年は浸水させた種をまいて発芽まで1週間以上かかりました)

 

②直径10㎝程度の範囲に3粒程度まく。
オクラの種は光を好みません(嫌光性)。土の中に深めに植えます。

 

③土の上に刈草をかぶせておきます(保湿)。

毎日畑に行かれない場合でも、草をかけておくと保湿ができて助かります。

でも、何日も雨が降らないと草がカラカラになって、
草をかぶせていないも同然になることがあります。
発芽に時間がかかることが多いので、
時々みてあげて草を追加するか、
適宜水やりをしてあげても良いと思います。

今年は2か所に播きました。
一番早いもので播いてから10日くらいかかって発芽しました。

 

 

 

オクラは1穴にたくさんの種をまくと、
発芽と発芽のそろいが良いそうですよ。
4~10粒まきという記事が本にのっていました。
(「野菜の植えつけと種まきの裏ワザ」木嶋利男著 家の光協会

オクラの種がこんな風にできているからかもしれません。

 

昨年のオクラの莢です。

 

割るとこんな感じです♪

 

たくさん入っています(^O^)

 

莢が土に落ちると一か所に何粒も播かれる仕組みになっているんですね!

 

 

前に5~6粒播いてみたこともあるのですが、
何だかなかなか大きくならないように思えて間引いてしまいました。

もう少し待ってみたらよかったのかも。

来年試してみようかなあ。

 

参考にした主な本

「自然農・栽培の手引き いのちの営み、田畑の営み」
著者:鏡山悦子、監修:川口由一、出版:南方新社

「固定種野菜の種と育て方」
著者: 野口勲、 関野幸生、出版:創森社

「野菜の植えつけと種まきの裏ワザ」
著者:木嶋利男、出版:家の光協会

 

まとめ

畑に直に種をまいて少ししてから、
丸い子葉を見つけると、
「やったあ」と思わずにっこりしてしまいます(*^▽^*)。

ここからゆっくりゆっくり大きくなります。
梅雨が大きくしてくれる感じです。

大きくなると葉も大きく、茎も太く、がっしりとした姿に
なります。

はじまりはこんなに小さな芽なのですが、
毎年のことながら不思議です。

今年もまたオクラの花に出会えるかな。
楽しみです(*^▽^*)

 

読んでくれてありがとうー!!

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