種をまこう・植えつけよう!5月~初夏にむけて播く・定植・植えつけする野菜(私の備忘録)【無農薬・無肥料・草生栽培で家庭菜園の野菜づくり】

無農薬・無肥料・草生栽培で家庭菜園の野菜づくり

こんにちは! わさびなです。

いよいよ日差しも強くなって、夏野菜栽培のシーズンの
季節になりました。

 

これからの時期、
自分の家庭菜園に何が播けそうか、植えつけできそうか、
種屋さんのホームページを探したり、手持ちの種袋などを改めて
見たり、インターネットを検索したりして簡単にメモしました。

 

自分の家庭菜園用のもので、野菜の数が少なかったり、偏りもある
かと思うのですが、もしかしたら誰かのお役に立てるかも?
と思い、以下種まき・植えつけ時期とあわせて記事にしてみました。

私の備忘録用ですが、よかったらご覧くださいね(*^▽^*)♪

 

■種まき・植えつけ時期
平暖地(よく種袋に記載のある表現です。関東・関西の広い地域がこれに入ります)
を基準として記載しました。

(種まき・植えつけ時期は、種屋さん・本などによって多少差があるので、
栽培する時にはご自身でもう一度確認なさってくださいね(^O^))。

 

苗の植えつけ

夏野菜の苗

トマト・ピーマン・ナス・キュウリなど、定植は
遅霜の心配がなくなる時期がのぞましいといわれています。

自分の家庭菜園の地域だと、ゴールデンウイーク後半以降といわれます。

ホームセンターなどでは、それよりも前から苗が売り出されている
のですが、ビニールハウスやホットキャップ(苗の上にかぶせる
プラスチック製の簡易カバー)などの資材がない場合は苗の植えつけを
焦らず、時期を待った方が良さそうです。

 

私は数年前から自分で夏野菜の苗をつくっていますが、早く大きくなった
時、ちょっと早めにゴールデンウイークに入る直前に植えつけ
たことが数回ありました。この時期、ほんの少しの時期の違いでも、
特に朝晩の気温差は結構あったりするんですよね。

苗の出来はよさそうに見えたのですが、
梅雨明けの暑さや大雨の湿気で、同じ野菜の他の苗は大丈夫だったのに、
早く植えつけたものがだめになってしまったことが何回かあります。

偶然だったのかもしれないのですが、もしかしたら植えつけ時の寒さに
耐えるのに力を使ったのかもと思ったことがあります(あくまで想像
なんですが)。

 

 

また、ゴールデンウイーク後半よりもずらすものとして、

・オクラは5月中頃~下旬に直播
(オクラは根はタネから発生した種子根が土中で垂直方向に伸びる性質が
ある<直根性>ために、直播きが望ましいといわれます)
・ゴーヤーは5月中頃~下旬に定植
(他の夏野菜よりも基本的には遅めに定植)

します。

 


育て中のミニトマトの苗

サツマイモの苗

苗の植えつけは5月中~6月中頃までと一般にいわれるようです。

以前、農家の方から、
「昔は田植えの合間に植えつけていた。
7月上旬くらいまでは大丈夫」
と教えていただいたことがありました。

その後、実際に7月上旬ころに定植したことがあります
(サツマイモを自分で土に埋めて苗をとったため、
苗ができるのが遅かった)。大きなイモにはなりませんでしたが、
ちゃんとサツマイモがとれました。

ただ、今は梅雨明けの時期も波があり、夏の暑さも厳しく
なっているので、7月上旬だと直後に梅雨明けした場合、
水分不足などで苗の活着や成長に影響があるかもしれません。

 

確実な収穫をねらいたければ5月中~6月中頃がよいかもしれません。

 

ちなみに、サツマイモはヒルガオ科だそうですよ!
はじめて知ったときは、
サツマイモとヒルガオが結びつかなくてびっくりしました!(^^)!

 

サツマイモの茎葉

 

ネギの植えつけ

6月下旬~7月初旬

 

種をまく

葉物

●ツルムラサキ(ツルムラサキ科):5月~6月中旬
●ヒユ菜(バイアム:タデ科):4月~8月中旬
●ふだん草・山ほうれん草(アカザ科):5月中旬~9月初旬
●チャード(アカザ科):4月~5月
●エンサイ(空芯菜:ヒルガオ科):5月~6月下旬
●おかのり(アオイ科):4月初旬~9月中旬
●しま菜(アブラナ科):4月初旬~8月下旬
●東京べか菜(アブラナ科):周年
●ルッコラ(アブラナ科):3月~5月

小さな植木鉢に播いた東京べか菜

 

結球葉物(アブラナ科)

●キャベツ(品種:ホルシュタイナープラッター):6月~7月
●ブロッコリー(品種:パープルスプラウティング):7月~8月
●カリフラワー(品種:スノーボール):7月~8月

 

根菜類

●黒葉みの早生大根:5月~6月
●大阪四十日大根(小さいうちに収穫する大根):周年
●ラディッシュ:4月~5月
●ニンジン:6月~7月

 

◆ニンジン
ニンジンなのですが、水分が不足すると発芽しないため、
梅雨明け前がベストと以前本で読みました。

できるだけ7月上旬にできるようにと思っているのですが、梅雨明け
時期が波があったり、暑さが厳しかったりで、ここ数年むずかしいと
感じています。

発芽さえしてくれれば結構強いです
(ただし、小さい時は草に埋もれないように注意が必要です)。

 

 

ハーブ

●サルシフィ(サルシファイ:キク科):3月中頃~5月
●ルバーブ(タデ科:ジャムやシロップ用として):3月~5月
●バジル・シソ(シソ科):4月~6月

 

◆サルシフィについて
サルシフィ、知人から「牡蠣のような味わいのゴボウ」と
教えてもらいました。形はさながら細いゴボウで、切ると白い汁
が出ます。

スープに入れてみましたが、本当にコクがあっておいしい!
キンピラにしてもGOODです。

花も素晴らしく美しい!!です。種は綿毛でとんでいきます。
そのままにしておくと、次の年は思わぬところから生えてきます。


サルシフィの花

 

 

マメ類

●エダマメ:4月中旬~6月中旬
●いんげんまめ:3月下旬~5月初旬、7月中旬~8月初旬
●黒種十六ささげ:4月中旬~8月初旬
(ささげは一昨年から栽培していますが、大変強いです。ほとんど水やりもいりません)
●白なた豆:5月以降

●大豆:地域の栽培慣行に添って栽培すると良い(品種もできれば地域のものにする)
と言われます。
詳しくは、「食農教育 No.67 2009年3月号より」(農文協ホームページ

●小豆:大豆と同様です。
公益財団法人日本豆類協会にくわしい情報が載っていました♪(同協会ホームページ

 

イモ・ショウガの植えつけ

●里芋(サトイモ科):4月~6月初旬
●ショウガ(ショウガ科)5月
●キクイモ 3月~4月

 

【キクイモについて】
キクイモは大変繁殖力が強く、
一度植えると増えないようにする方が大変です。
植えつけなくても掘り残しから増えていきます。

共同菜園や、後で家庭菜園を撤収しなければならない場合は、
管理できるか、慎重に考えて植えつけた方がよいですよ♪

 

薬用植物

●ハトムギ(イネ科):4月下旬~5月上旬
●エビス草(決明子:マメ科):5月頃
●白なた豆:5月以降

 

別の記事でも書いたのですが、少し前に母から見せてもらった
大正14年初版の家庭での病気予防・看護の本
(「実際的家庭看護の秘訣」:記事その1その2)を見て、
薬用植物に興味をもちました。

今シーズン、できれば上の3つを植えてみたいなあと思っています。

◆ハトムギについて
果実を日干ししたものがハトムギ、
果皮と種皮をむいて日干ししたものがヨクイニン。
むくみ、神経痛、滋養強壮、血圧降下などに効果があるそうです。
(参考:昭和大学ホームページ「薬用植物図鑑」)

◆エビス草(決明子)について
便秘・高血圧予防・神経痛・健康茶になるそうです。
昔、母が目にいいよと言っていた覚えがあります。
「決明子」の名は、
決明とは便通を整え、目の周りの充血をとる事によって
視力が回復する」
ということに由来するそうです。
(引用:東邦大学医学部:額田医学生物学研究所ウェブサイト

◆なた豆
先ほどご紹介した「実際的家庭看護の秘訣」に、
体内の毒を消す効果がある、またせきを止める効果に優れている
と書かれています。

 

プランター・鉢植え栽培について

家庭菜園・畑はないけれどプランターや鉢植えなら栽培できる
という方もいらっしゃると思います。

プランターや鉢植えで栽培できるものについては、
オーガニックの自家採種可能な固定種・エアルーム種の種を販売
している「種の森」さんのカタログが見やすいです
(プランター・鉢植え栽培可能な野菜に【鉢】マークがついています)。

 

また、私自身には経験がなくて栽培方法がわからないのですが、
土や肥料袋、コーヒー豆の麻袋などの丈夫な大きい袋を
日当たりの良い場所に置いて夏野菜を栽培しているという記事を何かの
本で見たことがあります(1袋に1苗)。

何か有益な情報を見つけたらまたブログでご紹介できたらと思います♪

 

家庭菜園で育てやすいもの

以上に載せた野菜は、全部ではありませんが、
なるべく耐暑性・豊産性で、家庭菜園でもそだてやすいと
書かれているものを探して記載してみました。

 

ただ自分の場所でそれが育ちやすいかどうかは、自分の場所の
環境・土の性質などによって異なってくると思います。

たとえばツルムラサキなんですが、何度か栽培をためしたものの、
大きくならず、種もつけなかったということが続きました
(単に私の栽培方法が良くなかったのかもしれないのですが(^^;)。

 

ただ、その後本で、無農薬・無肥料で栽培されている農家の方が、
「何でも育つわけではない。自分の場所で育つものを育てるんだ」
と話されているのを見つけました。

 

無農薬・無肥料の場合は、その場の土・環境と野菜自身にゆだねる
ところが多いので、その場所に合ったものを実際に試しながら
探していくことが必要なのかもしれません。

いろいろと試してみてくださいね♪

 

無農薬・無肥料栽培での夏野菜づくりについて

私の個人的な経験になりますが、
種から栽培をはじめて、無農薬・無肥料栽培で
夏野菜の収穫らしい収穫があるようになったのは、数年経った後でした。

本当に何も知らないところからはじめたので、
畝の立て方、株間(苗と苗の間の間隔です)のとり方等々、
今から考えるとそりゃないだろうということが多かったので
仕方のないことだったかもしれません。

ただ、種が場所に馴染むには時間がかかると言われます(自分の経験
からもそうだと思います)。

 

ある程度の収穫をのぞむ場合は、

①無農薬・無肥料で栽培された野菜から採種した種をつかう
②市販の苗も取り入れる
③米のとぎ汁・ボカシ肥料などを多少取り入れてみる

のも1つの手かもしれません。

 

 

 

 

【①について】
●公益財団法人 自然農法国際研究開発センター(こちら
●野口種苗(こちら

でも購入できます。

 

 

 

【②について】
8年前に家庭菜園をはじめた時、市販の苗(ナスとキュウリ)を無肥料で
栽培しました(草を刈って苗の足元に敷くことを繰り返した)。
結構よく育ちました。

市販の苗は交配種が主流だと思います。
交配種は収穫量を増やしたり、病虫害に強くなる性質が出るように交配
されています。
※交配種は親の形質が子に継がれないもの。
採種した種を播いても同じ形質の野菜ができない(種が採れない場合もある)。

 

もっとも、ここ数年は特に夏の気候がとてもきびしくなっているので、市販の苗で
あっても確実にたくさん収穫できるとまでは言えないかもしれません。

ただ、リスクの分散という意味では検討に値すると思います。

 

※家庭菜園をはじめてする方にはちょっと難しい話になってきたかもしれません。
固定種の種は、栽培をくり返すことでその場所の環境・生育条件に馴染んで
栽培もしやすくなっていきます。

無農薬・無肥料栽培という条件であっても、固定種の種の自家採種をくりかえせば、
その生育環境・その場所の状態に馴染んで栽培しやすく、育ちもよくなり、
収穫も増える場合が多いです。

そのこともあって、私は固定種をつかって野菜を栽培しています。

 

 

【③について】
私自身は、きちんとボカシ肥料をつくって栽培したことがないのですが、
知人は、畑の土と米ぬかをビニール袋にいれて密閉して発酵させたものをつかって
市販のきゅうりの苗を大変上手に栽培していました。

別の記事でご紹介した、

「雑草を活かす!手間なしぐうたら農法」
著者 西村 和雄、出版:学研パブリッシング
(私は初版を読みました。現在改訂版が出ているそうです)

に畑の土をつかったボカシ肥料のつくり方が出ており、シンプルで手軽にできそうで
参考になると思いました。

こちらの記事にも書いていますのでよかったらご覧くださいね♪

無農薬無肥料・不耕起・草生栽培で家庭菜園をするのに参考にしている本【超初心者からスタートした無農薬無肥料・不耕起・草生栽培で家庭菜園体験記2】(こちら

主な参考文献・ウェブサイトなど

◆「自然農・栽培の手引き いのちの営み、田畑の営み」
著者:鏡山悦子、監修:川口由一、出版:南方新社
◆「種の森」:ホームページ
◆野口種苗:ホームページ
◆アサヒのぐるタネ(アサヒ農園):ホームページ
◆昭和大学ホームページ「薬用植物図鑑
◆東邦大学医学部:額田医学生物学研究所ウェブサイト

☆関連記事:
●ベランダ菜園準備編~植木鉢ひとつで家で気軽に野菜づくりできるかな:ちょっとした野菜が食べたい時に【無農薬・無肥料・草生栽培で家庭菜園の野菜づくり】(こちら

●無農薬無肥料・不耕起・草生栽培で家庭菜園をするのに参考にしている本【超初心者からスタートした無農薬無肥料・不耕起・草生栽培で家庭菜園体験記2】(こちら

無農薬無肥料・不耕起・草生栽培で家庭菜園をためして良かったと思ったこと・大変だと思ったこと【超初心者からスタートした無農薬無肥料・不耕起・草生栽培で家庭菜園体験記4】(こちら

●無農薬無肥料・不耕起・草生栽培の家庭菜園~こうやってはじめました:私の体験談【超初心者からスタートした体験記】】(こちら

 

まとめ

 

家の中で育てている夏野菜の苗もそれぞれ頑張って大きくなって
くれています。

狭い生活空間にかなりの存在感ですが、このシーズン限定の
賑やか感があります。水をあげたり、外に出したり、手間は
かかるんですが、育っている姿を見ると何だか元気になります。

ほんの小さな緑でも何だかパワーをもらえます(*^▽^*)

ここまで読んでくれてありがとう!!

少し前のベランダ(植木鉢)菜園野菜です(*^▽^*)