こんにちは! わさびなです。

春到来、
気温も上がってきて、
畑のカラスノエンドウの背丈も大分伸びてきました。

よく見てみると、
先端の若葉がつまって生えている部分に、
アブラムシがびっしりついているカラスノエンドウが結構あります。

一昨年もカラスノエンドウにびっしりアブラムシがついていました。
ソラマメにもびっしりついて、
ほとんど花芽が食べられてしまった記憶があります

(昨年はソラマメにアブラムシの害がでなくて注目していませんでした。
もしかしたら昨年も結構いたかもしれません)。

 

 

様子を見ていると、
アブラムシは先にカラスノエンドウに向かうようです。

場所を選んでカラスノエンドウを多く生やしておけば、
アブラムシ対策に役だってくれるかもしれないなあと思います。

そんなカラスノエンドウとアブラムシ、
ちょっと観察してみました。

  1. カラスノエンドウとアブラムシの様子
  2. カラスノエンドウには密を出す花外蜜腺がある
      1. 追記:写真をとってみました
    1. レンゲにもアブラムシがついていた
  3. アリとアブラムシの相互作用
  4. アブラムシといえばテントウムシ
  5. まとめ
  6. 追記:その後、カキドオシの葉で羽化するテントウムシを多く発見 ~2つの草がテントウムシの生息に適した環境をつくっているかも

カラスノエンドウとアブラムシの様子

カラスノエンドウの先端につくアブラムシ、
たとえばこんな感じです。

 

アブラナの花芽の部分にもアブラムシがつくことがあるのですが、
このカラスノエンドウの前にある小さなアブラナの花はきれいです。

 

 

近くのカラシナの花にもアブラムシはついていません。

 

 

こちらはソラマメの隣に生えていたカラスノエンドウ。
(アブラムシが移ってしまいそう。
気づくのが遅かった(^^;))

 

 

 

 

このカラスノエンドウの後ろにあるソラマメを見てみると、
アブラムシがついています。

カラスノエンドウがアブラムシを引きつけてくれているのでしょうか。
数は少なめです。
これから増えないといいなあ。

引き続き観察してみよう。

今シーズンはソラマメ用のウネを準備できず、
夏野菜が残っていた足元にかろうじて種を植えつけたような具合になってしまいました。
発芽しないものがいくつかあったり、
いつも以上に目が行き届いていないのですが、
何とかお豆とれるといいなあ。

 

カラスノエンドウには密を出す花外蜜腺がある

カラスノエンドウには花外蜜腺というものがあるのだそうです。

そこから密が出ることで、
アリやアブラムシが群がるのだそうです。

具体的にはカラスノエンドウの葉が茎から生えている部分のところに、
別の小さな葉のようなものが生えていて、
その葉にある黒い点が花外蜜腺とよばれています。

写真をとってくるの忘れました…。

今(3月下旬)まだカラスノエンドウは咲いていないのですが、
昨年の開花期の様子の写真です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

追記:写真をとってみました

花のすぐ下、茎の両脇に小さな葉のようなものがついているのがわかりますでしょうか。
(ピントが素晴らしくズレてます(^^;)

 

 

ようじの先に丸く紫色の部分がありますが、
これが花蜜外腺がある部分です。

 

レンゲにもアブラムシがついていた

カラスノエンドウと比べて、
葉が丸いレンゲ。

レンゲの先端にもアブラムシがついていました。
アブラムシの数は、
カラスノエンドウより少ないように見えます。

レンゲにも花外蜜腺がありそうですね♪

 

アリとアブラムシの相互作用

アリの潜在的害虫防除能力と、
アリとアブラムシの相互作用について書かれた、
とても興味深い記事を見つけました♪

「アリを利用した害虫防除の可能性をさぐる」
巖圭介、桃山学院大学総合研究所紀要第30巻第1号)
https://core.ac.uk/download/pdf/236011837.pdf (⇒)

 

アリはエサとする虫の種類が広く、
自分だけでなく幼虫飼育のためにもエサを採取するので、
広食性と採取される虫の数からいって、
潜在的害虫防除能力が高いのではないかと書かれています。

 

実際に、
中国では古くから果樹害虫の防除に、
森で採集したツムギアリというアリが使われているそうです。

またヨーロッパでも、
森林害虫の駆除にヤマアリが重要視されていたといいます。

 

ただ、アリとアブラムシには相互利用の関係があり、
それが害虫駆除にアリを活用することの障害になるといいます。

アブラムシは植物の液を吸って肛門から甘い汁(甘露)を出しますが、
その甘露を好むアリはアブラムシを天敵から守ったり、
アブラムシが移動する手助けもするのだそうです。

 

でも!
それだけでは終わらないのだとか。

なんと、
アリはアブラムシが増えすぎるとアブラムシ自体を食べて
その数を減らすそうです。

 

この調整作用を上手く利用してアブラムシの数を減らせないかと、
いくつかの実験計画が論文内で提案されていました。

 

 

畑ではまだアリは活発に動き出していないのですが、
様子に注目していきたいと思います。

 

アブラムシといえばテントウムシ

アブラムシ対策といえば、
心強い助っ人のテントウムシ。

すでに幼虫が増えてきている模様です。
アブラムシがたくさんいるところに、
複数見かけました
(写真真中央:
アブラムシもいっぱいなので、
写真小さめにしてみました(*^^*))。

 

 

 

 

 

 

テントウムシの幼虫は成虫と比べておとなしい色合いです。

 

頼むよ~、テントウムシ!!

 

まとめ

今回調べてみたアリの論文の最後にこんなことが書かれていました。

「…あまり顧みられることのないありふれたアリのはたらきを理解し,その有能さを少しでも人間のために活用することで,アリと人間の共存をはかりたいと思うものである。同時に,農耕地や森や街路樹の上で人知れず多くの害虫を除去してくれているアリの無償の恩恵について,少しでも認識を広められたらと願うものである。」
(「アリを利用した害虫防除の可能性をさぐる」巖圭介、
桃山学院大学総合研究所紀要第30巻第1号、8ページ)

 

 

アリも、
カラスノエンドウも、
カラスノエンドウにつくアブラムも、
人間と比べたらとても小さく、
足元を見ないと気づきません。

言われてみないとその恩恵について考えることなんてないなあ、
と思いました。

 

見た目は正直好みじゃないけど(^^;)、
アブラムシからも、
恩恵を受けているのかも。

まだわかっていないアブラムシの働きも
少なからずあるような気もします。

面白いですね!(*^^*)

 

追記:その後、カキドオシの葉で羽化するテントウムシを多く発見 ~2つの草がテントウムシの生息に適した環境をつくっているかも

この記事を書いてから、
カキドオシの葉の上で羽化するテントウムシをたくさん見つけました。

カラスノエンドウとカキドオシがそろうことで、
前者はテントウムシのエサ供給源、
後者は羽化に適した場所の提供に役立って、
テントウムシの生息に適した環境づくりをしているかもしれないと気づきました。

観察した様子について記事にしてみましたので、
良かったらこちらもご覧くださいね(*^▽^*)♪

●益虫とよばれるテントウムシを増やすにはカラスノエンドウとカキドオシが有効かも【無農薬・無肥料・草生栽培で家庭菜園の野菜づくり】【野草(雑草)】(記事)

読んでくれてありがとうー!!

 

関連記事:

●2つの草でテントウムシが増えているようです~カラスノエンドウとカキドオシがアブラムシ防除対策になるかも【無農薬・無肥料・草生栽培で家庭菜園の野菜づくり】【野草(雑草)】(記事)

●カキドオシとカラスノエンドウをブレンドしたお茶~疲れがとれるカキドオシ♪ 草刈りついでにつくってみた【野草(雑草)】(記事)

●雑草が肥料に!?~カラスノエンドウの根粒菌が家庭菜園の地力UPに【野草(雑草)】【無農薬・無肥料・草生栽培で家庭菜園の野菜づくり】(記事)

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(記事)