ミニトマト(&トマト)の種採り【無農薬・無肥料・草生栽培で家庭菜園の野菜づくり】

無農薬・無肥料・草生栽培で家庭菜園の野菜づくり

こんにちは! わさびなです。

まだまだ暑い日が続きますが、
次の栽培に向けて収穫できたミニトマトから早速種を採ります。

 

食べるついでにミニトマトの子孫繁栄のお手伝い♪
我が家の家計も大助かり(*^▽^*)

ミニトマトの種採り

品種

チャドウィックチェリートマトという品種です。

2013年から自家採種しています。

 

最初に栽培した時は、
途中なかなか畑に行かれなくて草に覆われ、
かろうじてはじめにとれた数粒から種をとった記憶です
(よく覚えていないのですが収穫は5つもあったでしょうか…)。

ミニトマトよく発展してくれました!!

 

(種採りについて別に記事を書いてみました。よかったらご覧くださいね♪
エンドウ豆の種採りを繰り返してみた~種採りの効果&稲に見る自家採種の歴史
【無農薬・無肥料・草生栽培で家庭菜園の野菜づくり】(こちら

 

種を採ります

①育ちのよさそうな株から収穫した実から、
気に入った形を選びます。

 

少し前に収穫したトマトです
(左二つはアロイトマト。下の細長いのはサンマルツァーノ)。
長雨でずっと青いままだったトマトですが、
梅雨が明けてから収穫できました(*^▽^*)

 

 

大きめのミニトマトを選んでみました。
(種採りをしはじめてからちょっとずつ実が大きくなっている気がします)

 

 

②実を切って種の入ったゼリー状の部分をとりだします。

 

③タッパ―などに入れて3日間置いて発酵させます。
発酵させるとゼリー状のものがとれやすくなり、
種についている菌も殺菌できるそうですよ♪

下:3日間置いたもの。

 

 

 

④種を洗って、水に沈んだものを取り出します。

 

 

⑤1日、日なたで乾かします。
その後1週間ほど日陰で乾燥させておきます。

 

⑥袋などに入れて保存します。
(私は普段冷蔵庫にいれて保存しています)

 

 

 

収穫する実があまりなかったら

私の場合、
収穫できたものから種を採っています。

 

ミニトマトを栽培し始めた頃は選ぶほどのミニトマトもとれなかったので、
収穫できたものから種をとる感じでした。

 

他の野菜も同じようにしています。
大体どの野菜も栽培を始めて間もない頃は収穫が少ないことが多いので、
種採りまでこぎ着けたものから種採りします。

昨年のアロイトマトはほとんどが青いままでだめになってしまい、
裂果してだめになりかかった赤い実からかろうじて種をとりました。

そんな種から今年実がとれましたよ(*^▽^*)!

 

 

種の保存について~冷蔵庫と冷凍庫保存

以前雑誌(たしか「現代農業」)で、
種の保存について以下のようなアドバイスが載っている記事がありました。

 

【冷蔵庫に入れる場合】
庫内が乾燥しているので、
湿気を通す紙袋での保存が良いそうですよ。

 

【冷凍庫に入れる場合】
湿気が多いので、
ビニール袋にいれてから缶に入れてフタと缶の間をテープで密閉するなど、
湿気が入らないようにすると良いそうです(カビ防止のため)。

 

 

チャック付きの小さなビニール袋をまとめて買っておいたものがあって、
種袋にそれを利用することも多いのですが、
今回茶封筒を切って種袋にしてみました♪
(ちなみにトマトはアロイトマト、
黒い点はササゲの豆、囲んでいるのはササゲのさやです(*^▽^*)

 

 

ミニトマトの様子(8月下旬)

長雨があけてから本当に雨が少ないです。
さらに猛暑続きで、
8月も下旬になるとさすがのミニトマトもちょっと疲れが出ている感じです。

涼しくなってくればミニトマトももう少し楽になるのではと思います。
昨年は日照りと大雨がくりかえし交互に来て9月には株がだめになってしまいましたが、
それ以前ば10月終わりくらいまで収穫していました。

 

 

以下の写真は1番元気なもの。
(5月中旬から下旬くらいに、
定植には遅い時期だったのですが、
あまった苗を広めのところに植えました)

 

行ってみたら何か様子がおかしい…
と思ったら、細めの補助の支柱が重みで折れてしまったようです(^^;)

 

茎がぶら下がってしまってますが大丈夫かな。
たくさん実をつけてくれています。
食費たすかる…(*‘∀‘)

 

 

トマト

品種

今年はアロイトマトと世界一トマトを植えています。

 

今回種採りするのはアロイトマト
(世界一トマトはまだ収穫できていません。
2つ苗を植えて、8月末の段階で1つ大きな実が赤くなるのを待っています。)

世界一トマトは今年はじめての挑戦です。

これまでアロイトマトはあまり収穫できていなくて、
育てるのやめようかな、
なんて考えていたんです(育てておいて良かった!!)

トマトの品種選びについてシーズン初めに書いた記事です。
よかったらご覧ください♪

家の中で湯たんぽ育苗:トマト栽培品種えらび 今年は新しい品種の種もまいてみます
【無農薬・無肥料・草生栽培で家庭菜園の野菜づくり】(こちら

 

 

アロイトマトも種採りしました

種採りの方法はミニトマトと同じです。

 

種採りする実です。

 

 

梅雨の長雨が続いて、
梅雨が明けてからもなかなか赤くなりませんでした。

梅雨明け後は連日の猛暑。
普通じゃない暑さが普通になってしまってきたように感じられます。

このアロイトマトははじめから複数分岐して横に広がって成長しましたが、
梅雨が明けてからのこの厳しい天候のせいか、
いくつかの茎はトマトの実をつけながらだめになってしまいました。

生き残った茎の実も赤くなってきたものが部分的にかなり柔らかくなっているものが多くて、
早めに収穫して家の中で追熟させることにしました。

 

 

本当は株についたまま熟すのを待ちたかったのですが、
採種した種が無事発芽してくれますように!!!

(長雨の間のトマトの成長の様子をこちらの記事に書きました。
よかったらご覧くださいね♪

夏野菜の成長の様子~7月(トマト、ナス、きゅうり、オクラ、ササゲなど:定植から2~2か月半):無肥料・不耕起・草生栽培の家庭菜園(こちら

 

 

実の大きさを大中小でわけて種採り、
発酵させました。

 

 

天日で乾かしたもの。

 

 

トマトの様子~アロイトマト&世界一トマト

8月も中旬に撮影です。
長雨、猛烈な暑さにも耐えていました。
「あつい…」と聞こえてきそうです。

 

 

これは5月末~6月初めあたりに定植したアロイトマト。
1つめの実がとれそうです。

 

 

こちらは今年初めてチャレンジの世界一トマト。
2株植えて、着果しているのが4個。
まだ収穫できていません。
とれたら種採りしたいと思います!

 

 

参考文献

「固定種野菜の種と育て方」
著者: 野口勲、 関野幸生、出版:創森社

育苗から栽培、種採りまで、
私はよく参考にしています。

まとめ

少し前に、
山田正彦元農林水産大臣のウェブサイトで素晴らしいトマト栽培の様子が
紹介されていました。

北海道で自家採種を続けている農家の方が栽培しているトマトのようです。

たわわになったトマトの様子がすごすぎます!!!

北海道の報告 第1弾
(山田正彦元農林水産大臣ウェブサイト)

植物の底知れない力を感じます。
私も種採りを続けよう(*^▽^*)

 

読んでくれてありがとうー!!