こんにちは! わさびなです。
畑に掘り残した小さなニンジン。
掘り上げてみると白い根がではじめています。
今2月ですが、
今年は温度変化が激しいです。
1月には近くの川が凍るほどの厳しい寒波がきましたが、
その後、3月?4月??と思うような日も。
家庭菜園をはじめた頃の2月は、
私の地域では、
雪もちらつくようなどんよりとしたお天気が多かったんです。
ニンジンの根がいつ出てくるか、
思えばあまり意識していなかったのですが、
何となく早いような気も。
うーん、どうなんだろう。
ちょっと難しい話はさておき、
根が出てくると、
ニンジンもそろそろ花をつける準備の気配です。
そうなると中心が硬くなってくるので、
食べられそうなものはさっさと掘ります!
ということで今回は、
ミニにんじん掘ってみた&一品つくってみた
レポートです!
今シーズンのにんじん~今年は梅雨明け前と9月頃にまきました
梅雨明け前ニンジン
あくまで私の地域で、私の今までの経験の中でなのですが、
梅雨明け前に種が播けると、
冬にはそこそこ成長してくれた大きさのニンジンが食べられる感じです。
(今年唯一撮った梅雨明けニンジンの一枚。
よく見たら収穫時に先を切ってしまっていました(汗))
9月まきニンジン
以前何度か9月にニンジンを播いたことがありますが、
実のところあまり大きくならずに終わってしまっていました。
今年シーズンもそうなるかなあと思いながらも、
昨秋種を播いてみました。
今年もミニがいっぱいでてきました(*^^*)
一方、頑張った3寸ニンジンも発見できました(*^▽^*)
家族が頑張って高畝をつくったウネでは、9月末(か10月はじめ?)に播いた5寸ニンジンが
とても良く出来ていてびっくり!!でした。
そんな遅くに播いてできるのか?!
(形を見ると沖縄ニンジンと交雑しているような気がします(*^^*)
今シーズンのニンジンについてあれこれ考えてみた
高ウネについて
上のニンジンも、頑張った3寸にんじんも、
ウネを高めにしたところでとれました。
ニンジンの原産地はアフガニスタンだとか。
アフガニスタンはかなり乾燥している気候だそうです(後にも書いた)
高畝にすれば水切れがよくなるので、
やはりニンジンには頑張って畝を盛り上げないといけないかなあ。
発芽するまでは乾燥させてはいけないといいますが、
原種は雨季に発芽しているのかもしれませんね。
南北ウネか東西ウネか
私の家庭菜園ではほとんどが南北ウネ
※(畝の両端を南と北にむけて立てた畝のこと)なのですが、
5寸のところは東西ウネ
(畝の端を東と西に向けてたてる畝のこと)にしてあります。
何か関係があるのかなあ。
※家庭菜園をはじめた頃、
一般的には南北ウネの方が良いと聞いたか読んだかして、
大体を南北ウネにしていました。
南北ウネは南北にのびるため、
太陽が東から上がって西へ沈む間、
ウネの作物にまんべんなく日が当たるメリットがあります。
日当たり&マメ科残渣
5寸を育てたところはとても日当たりが良い場所です。
枯れたエンドウ豆の株を隣に置いていたのも、
堆肥化して良かったのかも?しれません。
その他
あと思ったのは、
ウネを立てる時には、
石を取り除いておいた方が良さそうということ。
また、余裕があれば種まき前に備中ぐわ
(先の刃が3本にわかれているもの)などで
表面を軽く耕しておいた方が良さそうだとも思いました。
その方がニンジンがきれいに伸びてくれそうです。
あれこれ書いてしまいましたが(^^;)、
次のニンジン栽培でいろいろ試せるといいなと思います。
ニンジンはアフガニスタン生まれ
ニンジンの日本への旅
農文協のルーラル電子図書館でニンジンをみてみたら、
とても面白い情報が!!
農文協・ルーラル電子図書館・ニンジン⇒
(おすすめですよ!)
一部まとめてみました。
●ニンジンの原産地:中央アジアのアフガニスタン
●野生のニンジン:
根が白く、硬いそうです。
古代は紫や白ニンジンがつくられていたそうです。
●日本へ来たルート:
・東洋系ニンジン(夏播き冬どり)
「イランから雲南を経て華北に入り江戸時代初期に日本へ」
・西洋ニンジン(春栽培も可)
「江戸時代後期に長崎に導入され、暖地型のニンジンとして発達」
・寒冷地型ニンジン
「明治以降にアメリカなどから多くの品種が北海道に入って寒冷地型のニンジンができた」
ニンジン、
よくぞ日本にやってきてくれた!!
アフガニスタンの気候
外務省のページでアフガニスタンの気候について調べてみました(*^^*)
(外務省ウェブサイト「世界の医療事情・アフガニスタン」⇒)
①大陸性気候,低湿度。
②年間および一日内の寒暖の差が激しい。
③大別して4~11月の乾期と12~3月の雨期に分かれ,雨季と乾季の間に短い春と秋
●乾期
特に7~9月は気温が高く,30度台に達する事も稀ではない。
湿度は20~30%台と非常に乾燥。
●冬季(12月~2月頃)
大陸性気候のため冷え込みが厳しく,
最低気温が 氷点下20度になることも稀ではない。
年によっては降雪も。
④農産物
●初夏から秋季:
スモモ・マンゴー・スイカ・メロン・ブドウ・ざくろなどの果実
●冬季
ミカンとリンゴが豊富に出回る。
●アフガニスタンの名物
干しぶどう,アーモンド,クルミ,ピスタチオ、メロン、ざくろ
アフガニスタンでは春は桜のような杏の花が咲き誇るそうです
(独立行政法人国際協力機構ウェブサイト⇒)。
気候を調べていてアフガニスタンの情勢が目に入りました。
依然大変厳しいようですが、
ニンジンを生んでくれたアフガニスタン、
おいしいものがたくさんできるアフガニスタンに平和が戻る日を祈ります。
種採りについて
7月、9月に播いたニンジンの種採りは翌年の6月ごろになります
(私の地域の場合)。
梅雨明け前の種まきにギリギリ間に合うか位の時期に種が採れます。
こう考えると、
種採りニンジンは、
約1年近くも畑にいるんだなあ。
ニンジンの花は、
白い小さな花がいくつも集まって、
とてもきれいです。
この株はちょっと小ぶりですが、
ニンジンは花の集まりがボールのようになって、
いくつも放射状に広がります。
複数の品種を育てている場合、
自家採種には交雑に注意が必要です。
(私は鮮紅五寸と沖縄ニンジンを交雑させてしまいました!)
また、フェンネルとニンジンも交雑するそうです。
狭い家庭菜園でフェンネルとニンジンを何シーズンか一緒に栽培していましたが、
交雑すると知ったのが遅かった…(汗)
何だか香りが強いなあと思っていたのですが、
これはもしかして交雑しているのかもしれません(^^;)
ミニでもつくれるよ!~収穫物クッキング: ミニにんじんとミニあぶらなのサラダとチーズ卵の盛り合わせ
畑に残っていたミニにんじんと、
花芽ができはじめた小さなアブラナで一品つくってみました♪
材料
①ミニにんじんとミニあぶらな 適量
②卵1~2個
③シュレッドチーズ 適量
④調味料 各適量
・塩
・酢
・油(ここではオリーブ油)
・粗びきコショウ(好みで)
作り方
①ミニにんじんは洗ってスライサーで輪切りする。
小さすぎるものはそのまま使うか、縦に半分または4分の1に切る。
にんじんの葉は細かく刻む。
②アブラナは洗ってざく切りする。
③小さすぎてそのまま残した、または縦に切ったニンジンと葉、
アブラナをフライパンに入れ、
大さじ1~2の水をいれて、色が変わらない程度に蒸し煮して、
粗熱をとる。
④ニンジンをスライスしたものと、③に、
塩・酢・オリーブ油で味をつける。
⑤卵をとく。
⑥フライパンを熱して油をひき、⑤の卵を広げる。
周辺が焼けてきたら、真ん中にシュレッドチーズを適量のせる。
3つに折りたたんで、程よく焼けたら皿にのせる。
⑦⑥の卵の上に、ニンジンとあぶらなのサラダをのせて、
出来上がり。
お好みで粗びきコショウをふっても。
ニンジンの香りがさわやか。
早春の味わいです(*^^*)
読んでくれてありがとうー!!
関連記事:
●にんじんの種まき~秋冬野菜の準備(記事)