こんにちは! わさびなです。
3月から4月は、一般的に冬野菜から春野菜に移行する谷間の
時期で、野菜が少なくなる端境期(はざかいき)と呼ばれます。
私の家庭菜園でも、収穫できる野菜が少なくなります。
とくに4月に入ると冬野菜もなく、アブラナ科の花芽もほぼ終わり
(大根の種の若いさやなどは食べられますが(*‘∀‘))、
冬のはじめに播いたエンドウやソラマメの収穫はあともう少しという
状況になります。
今年こそ、防寒対策をした小さな場所に、春先の葉物でも
植えてみよう!なんて思っていたのですが、間に合わず。
このシーズン、畑に行くと「何か食べれるものはないかなあ~」と
目を皿のようにしながら畑の中を歩いています。
今回は少し前に収穫してきたものをご紹介します。
秋冬に播いたり、植えつけたりしたものや、畑に生えている
草を採ってきました。
ご紹介する野菜は、いずれもこの時期に重宝しているので、
今年の秋冬に何を栽培するかの参考にもなるかもしれません
(気候帯によって栽培野菜は変わるのでご注意くださいね。
私の地域の気候は温暖地です)。
では春先(4月)の家庭菜園から収穫物のご紹介、
いってみよう(*^▽^*)!
収穫したもの
春先にとれた野菜&種まき・植えつけ時期
①オカノリ
アオイ科
原産地:中国
播き時期:温暖地では3月中旬くらいから9月下旬くらいまで
暑さにもかなり強いと言われています。
本当にノリっぽい食感がします。さっぱりした味わい。
サラダにしたり、汁ものにいれたり、天ぷらにしたりしても
美味しい。
②わさび菜
アブラナ科
播き時期:初夏(夏至を過ぎてから)~秋まき
(株ごと収穫する場合は4月半ばくらいから播けるそうですが、
大きくしてしまうと夏は葉裏の毛が痛いほどになるそうです)
このブログで、「とってもとっても生えてくる♪」と何度も
私が繰り返しているわさび菜。
秋に播けば、寒さの厳しい時期をのぞいて、
外側の葉を繰り返しかき採りながら、長く収穫を楽しめます。
日々の食材に、頼もしいお助け野菜です。
秋まきのものは、春先に花芽を出して花をさかせます。
茎がぐっと伸びてきたらもうすぐ花が咲く準備。
そうなると、葉っぱは細めになったり、黄変しやすくなったりして
食べるのには適さない状態になってきます。
4月の今の時期は花芽がついていますが、
状態の良い葉(だんだん少なくなります)を選んで摘んでいます。
以前春先に(確か5月頃だったか)、わさび菜の種を播いたことがあります。
手入れが間に合わなくて草に埋もれたり、雨が降らなさすぎて
だめになってしまいましたが、暑さにはかなり強そうでした。
手入れできるなら初夏に播けば、気温が上がってくるシーズンの
葉野菜として重宝しそうです。
③レンゲ
(葉っぱはこんな感じです)
マメ科:緑肥(土を肥やす草)としてよく使われる
原産地:中国
播き時期:9月下旬~11月中旬(温暖地)
昨年はじめて播いて、今年その美しさ&おいしいことに感動。
4月の今は花盛りですが、葉はやわらかく、まだ摘んで食べれそう
です。葉も旺盛に茂って助かります。
レンゲの記事を何度か書きました。よかったらご覧くださいね!
●レンゲと菜の花、チシャ菜で春のサラダ~畑の雑草と野菜で一品料理♪(記事)
●3月の畑の野菜・草花~レンゲの花がさきました【無農薬・無肥料・草生栽培の畑から】(記事)
④チシャ
キク科(タンポポとかと一緒です(^O^))
原産地:地中海、近東、中央アジア、中国など諸説あり
(古代ローマ時代から栽培されていたそうです!)
播き時期:春と秋
(昼の長さが夜より長くなり、高温になると花芽ができるので、
暑くなるのが早くなっている現在、秋播きの方が育てやすいと
思われます。)
昨年10月頃に播いたものから採ってきました。
昨年秋は種まきに失敗して、あまり数が育ちませんでした。
すでにトウ立ち(花芽をつける準備に入ること)しはじめて
いるものもありますが、まだ採れそうです。
株を全部収穫してしまわずに、葉を外側からかきとって
食べると長く収穫できる、これまた日々の食材にお助け野菜です。
⑤うすいえんどう(和歌山県の在来種)
マメ科
原産地:エンドウ豆はメソポタミア地方原産(日本には奈良時代に伝来)
播き時期:10月末から11月中頃(霜が降りない地域は2月中・下旬にも播ける)
昨年11月に播きました。
今花が大分つきはじめて、ちらほら絹さやが見えてきたところです。
こんな感じで生えています♪
冬の栽培の様子の記事も書いていますので、よかったら
ご覧くださいね♪
●エンドウのしもよけ【超初心者からスタートした無農薬無肥料・不耕起栽培で自家用野菜づくり】
⑥小ネギ
ユリ科
原産地:中国
播き時期:周年
数年前に苗をホームセンターで買いました。
きちんと手入れしていなくて苗数が減ってしまっているので、
今年は何とかしよう!
これは夏野菜と一緒に生えたところに残っている
ものからとってきました(ピーマンを植えていた
ところです:下写真)。
⑦葉玉ねぎ
(玉ねぎを球が大きくなる前にとったものです)
(写真左:ボーリングのピンのような形のものが葉玉ねぎです。
右の白い小さな球があるのはノビルです)
ユリ科
原産地:北西インドから中央アジア・アフガニスタンあたり
播き時期:8月中旬~9月頃。早生・中生・晩生かで異なる
苗の植えつけ時期:11月初め~中頃
ホームセンターの苗を買いました。
肥料を入れていないので小さめに育ちます。
苗ごとの大きさが大分違います。
本当は種から苗を作りたいのですが、まだ手がまわらない!
大きめに育ってくれているものを抜いてきました。
⑧ノビル
ユリ科の草です。
野菜・草について以下を参考にしています。
【参考文献・サイト】
●「自然農・栽培の手引き いのちの営み、田畑の営み」
著者:鏡山悦子、監修:川口由一、出版:南方新社(ウェブサイト)
●野口種苗ウェブサイト(こちら)
ノビルについて
本日のお助け草(何かこう、『雑草』と呼びたくない私です(*^^*))、
ノビルを改めてご紹介!
ユリ科のこの雑草は、全国に分布する草です。
畑のみならず、土手や道路わきなどにも生えています
(採取される際は土壌汚染の危険性がないかご注意を!)
「救荒雑草~飢えを救った雑草たち~」(佐合隆一著・全国農村教育協会2012)によれば、
方言に残るという」
この時期のノビルは、私にとってはほとんど野菜も同然。
細かく刻んでみそ汁やスープにいれて食べると美味しいんです!
そして探せばどこかに生えている(素晴らしい!!!)(*^▽^*)
ネギやニラのような、パンチのある香りがあります。
数を集めて、ラッキョウのように薄皮をむいて塩でもみ、
2,3日置いてから食べたり、塩でもんだものを酢漬けに
して食べたこともあります(ちょっと手がかかることもあって、
最近してないなあ)。
(油揚げと豆腐、わかめなどのお味噌汁に入れてみました。
おいし~い♪)
まとめ
自分で記事を書いてみて、今年の秋は玉ねぎもっと植えたいなあ、
チシャをもっと上手に発芽させたいなあ、エンドウももう少し数を
植えたいなあ、等々いろいろな希望が出てきます。
1年中、野菜を切らさずにつくれるってすごいなあと、
とくに春先になるとよく思います。
野菜を途切れることなくつくって下さる農家の方々、いつでも食材が
手に入るようにしてくれているお店や、物流が滞らないような仕組みが
あるのは本当にありがたいことだと思います。
数年前から、アーチ型の支柱と不織布でトンネル(保温になります)を
つくって春先の野菜を育てたいと思っていましたが、
今年の冬には準備できるといいなあ。
イメージトレーニングしておこう。
楽しみ(*^▽^*)!
ここまで読んでくれてありがとうー!!