こんにちは! わさびなです。

 

今シーズン、2つのエンドウ豆を育てています。
うすいえんどう(和歌山県の在来種)とスナッップえんどうです。

 

昨年の冬に種(豆)をまきました。
うすいえんどうは自家採種6回目の豆、
スナップえんどうは自家採種1回目の豆です。

2つの豆は、購入先も、購入先での栽培方法もことなっており、
簡単に比較できないとは思うのですが、
自家採種でどのような変化があるのか、
自家採種えんどうコンビのこの2つを取り上げながら考えます。

 

また、稲の自家採種の歴史を描いた、
「稲と日本人」(甲斐 信枝:作、佐藤 洋一郎:監修、福音館書店2015)
もご紹介します。

日本人が稲の自家採種からどれだけの恩恵を受けてきたのかがわかる、
大変すばらしい本です!!

 

 

家庭菜園で種採りをつづけてきて、種は本当に進化するんだ!と
感じることができました。

種採りどうしようかな、と考えている方、
種採りしはじめたけど、続けようかどうしようかな、
と考えている方がいらしたら、
ぜひお読みになってもらえたらと思います。

 

 

  1. 自家採種とは
    1. 固定種とは
    2. 交配(F1)種とは
      1. 交配(F1)種をつくる技術について
  2. うすいえんどう
  3. スナップエンドウ
  4. うすいえんどうとスナップえんどう
    1. うすいえんどうとスナップえんどうの種採り
  5. 番外編~イチゴの自家増殖
    1. ランナーで増えるイチゴ
    2. イチゴ苗の植え替え
  6. 自家増殖(採種)は自分の場所にあわせた品種改良
    1. 種の馴化(じゅんか)
    2. 自家増殖(採種):気候変動へのひとつの対策として
  7. 「稲と日本人」(甲斐 信枝:作、佐藤 洋一郎:監修、福音館書店) ~飢饉と飢えをのりこえてきた米の自家採種の歴史
  8. まとめ~自家増殖(採種)が教えてくれること

自家採種とは

はじめに、自家採種について触れておきたいと思います。

自家採種とは自分で種を採ることで、
固定種の種が前提となります。

 

種で増やす以外にも、ランナーや(イチゴの場合)、根茎(イモなど)や、
脇芽挿し、挿し木などで増やす(自家増殖)植物があります。

 

自家増殖(採種)の利点の1つとして、
自分の土地・環境にあった植物に改良していけることがあります。

 

 

固定種とは

固定種とは、
「固定された形質が親から子へ受け継がれる種のこと」です。
(無肥料自然栽培Handbook 監修nico[ウェブサイト]:16ページ)

 

次のシーズンに同じ作物を栽培するために種を採るので、
自家採種は親と同じ形質の子ができる固定種の種が前提となります。

 

交配(F1)種とは

固定種に対して、「交配種(F1)」という種があります。

「交配種(F1種)」は、大量生産しやすいように人工的に交配させて
つくられています。

病虫害に強い、収穫量が多いなど、
品種のすぐれた特性をいかせるようにつくられているそうです。
また、生長スピードは固定種よりも速いです。

 

自家採種という点では、
「F1種で栽培された野菜から種をとった場合は、同じ野菜が
育たたなかったり、親とは違う性質・形になる可能性」があります。
(参考文献:同Handbook:14ページ)

 

現在ホームセンターで購入できる多くの種や、
市販の野菜の大半は「交配種(F1)」という種からつくられています。

 

 

交配(F1)種をつくる技術について

自分が調べた範囲で、
以下にまとめてみました。
また、参考になりそうなページも以下にご紹介してみます。

 

 

【交配種をつくる技術】

①除雄
(人の手で雄しべをとりのぞく)

②自家不和合性
(アブラナ科の自分(1つの株)だけでは種をつくれない性質をもちいた技術)

③雄性不稔
(雄性不稔とは:細胞質のゲノム、
特にミトコンドリアゲノムの変異による異常遺伝子(CMS遺伝子)の発現により、
雄性配偶子(花粉)が正常に機能しなくなる形質。

引用:「研究内容3. 細胞質雄性不稔に関する研究」
九州大学 大学院農学研究院 ゲノム化学工学研究室ウェブサイト

雄性不稔技術には遺伝子組み換え技術が用いられているようです。
また現在どこまで交配種の製造が実現できているのかわからないのですが、
ゲノム編集技術によりこの性質を利用した種がつくられる研究が進んでいます。

 

ゲノム編集について
ゲノム(全遺伝情報)の特定の情報を書き換える技術。
狙った部分の遺伝子を働かなくしたり、加えたりすることで、
生物の特徴をピンポイントで変えられる。
他の遺伝子を入れ込む従来の遺伝子組み換えと比べて簡単に操作ができる。
コトバンクから引用「朝日新聞掲載キーワード」から

 

 

【交配種づくりの歴史】
野口種苗さんのホームページに交配種づくりの歴史が書かれていました.

①「除雄」という雄しべを人為的に除去する方法からスタート

②「自家不和合性」という近親婚を嫌がる性質を利用する技術に発展

③現在は
「雄性不稔」という方法が無くてはならない技術になっている

と書かれていました。
現在の主流は雄性不稔技術のようです
(この項末尾に野口種苗さんの記事にリンクを張りました)。

 

 

【参考】

●「花粉を作らない雄性不稔のメカニズム—核とミトコンドリアの不思議な共生—」
京都産業大学ホームページ

●「農水産物のゲノム編集技術の今・未来」J-stageホームページ

●「世界初の植物ミトコンドリアのゲノム編集に成功
〜F1育種において重要な細胞質雄性不稔性の原因遺伝子を特定〜」
東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部ホームページ

 

固定種の種苗店野口種苗さんのホームページ記事:
●固定種を守る取り組みを広げるために/野口 勲(東京保険医協会『診療研究』509号)
ウェブページ⇒

野口勲「一粒のタネからのメッセージ」掲載誌「ザ・フナイ」2009新年号
ウェブページ⇒

交配種(F1)と固定種の作り方【4】
最後に種苗メーカーにお勤めで育種を担当されている方からのコメントも紹介されています。)
ウェブページ⇒

 

 

交配種をつくる技術の進み方には賛否両論があるようです。

種の技術開発の裏には、
自然と人間をどのように考えるのかという自然観の違いがあると私は思っています。

 

自然界と人間を切り離し、
自然界にあるものはすべて人間の用に供するものと考えるのか。

人間も自然の一部としてとらえ、
自然界には人間にはわからない精巧さ、バランスが存在していると考えるのか。

意識するかしないかにかかわらず、
その立ち位置の違いが大きくかかわっていると私は思っています。

 

 

 

私自身は自家採種が楽しくなってきて、
固定種の野菜を育てています。

 

交配種の種や苗の栽培は近隣でもよく見かけて、
生長スピードが速かったり、
収穫量も多くてすごいなあと思っています。

固定種は生長スピードがゆっくり、
特に夏野菜は最初は種採り用の実をとるのに精一杯のことも多く、
収穫できるようになるまでに年数がかかったり
(無肥料なのでなおさらなのかもしれません)、
交配種も魅力的に映ります。

 

 

ただ、交配種について調べてみて、
現在主流といわれる雄性不稔の技術について、
自分の理解が及ばないことも多いこともあり、
今のところは使っていません。

私の場合は家庭菜園、
また家族の健康上の理由ではじめた家庭菜園でもあって、
できるだけ自分で理解することができる方法で栽培したいと思い、
試行錯誤しながら固定種を育てているところです。

 

うすいえんどう

今年(2020年)のうすいえんどうです。

 

 

2013年から育てはじめました。
種は、無農薬・無肥料のものを購入しました。

写真に写っている今年のうすいえんどうは、
自分の場所での種採りは6回目です。

 

ブログをするようになるとは思いもよらず、
以前の様子の写真はとっていないのですが、
はじめの頃はやや目線を落として収穫していた記憶があります。

今ではちょっと見上げるくらいの高さに成長するようになりました。
よく思い出してみると、
葉や茎の太さなど、全体的に大きくしっかり育つようになったと思います。
収穫量も増えています。

1か所にたいてい6~8粒播きます(えんどう豆は複数の苗が互いに支え合えるように
してあげるとよく成長するそうです)。
昨年楽しそう♪という適当な理由で10粒ほど播いた箇所も
ありますが、元気そうです。よかった!

 

少し前に収穫してきたものです。

 

はじめて栽培して種採りしたうすいえんどうを
久しぶりに見てみました。

 

 

お豆、毎年よくがんばったなあ。
何だかしみじみしてしまいます。

 

 

スナップエンドウ

こちらはスナップエンドウ(2020年)です。

 

 

 

昨年はじめて種採りしたものを育てています。
慣行栽培の種を購入して栽培したものから種採りしました。

自分の場所での種採りは1回目です。

まだ種採りするだけでほぼ精一杯な感じの実のつき方なのですが、
昨年はもっと実が少なくて、種もたくさんはとれませんでした。

そんなこともあって、1か所の播き数が3~4粒になりました。

 

 

近寄って写真を撮ってみました。

手前の苗の背丈は80㎝ほどになっているでしょうか。
実の数はまだまだ少ないですが、
昨年よりも実の大きさがちょっと大きくなりました。
葉も大きくなっています。

写真では見えづらいのですが、
同じ場所にもっと小ぶりな苗が2本ほど一緒に育っています。

 

これは昨年種採りしたスナップえんどう。
よくがんばったねえ~と、やっぱりしみじみしてしまいます(笑)。

 

うすいえんどうとスナップえんどう

はじめにもお話ししましたが、
うすいえんどうとスナップえんどうでは品種も異なります。
購入種の栽培方法(無農薬・無肥料か、慣行栽培か)や栽培場所も違います。

また、1か所に播いた種の数も異なります。

ですので、単純に比較することはできないとは思うのですが、
育っている様子を見てもらえたらと思い、
あえてここに取り上げてみました。

 

 

スナップえんどう、おいしくて大好きなので、
今年の秋にまた播きます。

1年に1回しか育てられないので、
種採りも1年に1回だけなんですよね。

2、3回種採りを繰り返したら、
もう少したくさん収穫できるかな。

たくさん食べられるように、
ゆっくり種採りを続けようと思います。

 

うすいえんどうとスナップえんどうの種採り

どちらも、茶色くカラカラに乾くまでそのままにしておきます。
乾いたらさやを収穫して豆を出し、袋にいれて冷蔵庫で保存します。

こちらは種(豆)を収穫時期する時期のスナップえんどう。
莢が豆にぴったりくっついています。

 

こちらはうすいえんどう。
乾いたさやを振ると、豆が中でカラカラ動きます。

 

番外編~イチゴの自家増殖

7、8年前だったか、イチゴの苗をいただきました。

草の中に埋もれさせたり(草をかき分けかき分け救出した記憶が(^^;)、
夏の高温と干ばつに近い状態に全滅しかかったりと、
かなりの困難を乗り越えて今残ってくれているイチゴです。

 

ランナーで増えるイチゴ

イチゴはランナーとよばれる、
つるのような枝がでて、新しい小株をつくります
(写真:右下に伸びる、茎のようなものがランナーです)。

この小株を別の場所にうえつけて大株に成長させると、
そこからもイチゴが収穫できるようになります。

 

 

下、小株が1つできています。

 

 

小さな葉がいくつかついています。
葉の下の茎のような枝の部分から根が出て土に活着します。

 

 

先端にも小株の元ができています。

 

 

イチゴはランナーを伸ばして小株をつくって、
そこからまたランナーを伸ばして小株をつくって、
を繰り返します。

ランナーの数や、ランナーにできる小株の数は、
それぞれの苗によって違いますが、
いくつも小株をつくって子孫が繁栄できるようにしています。

イチゴの知恵!ですね。

 

イチゴ苗の植え替え

 

イチゴの苗は古くなると味が落ちると言われるそうです。

プロの農家では1年で苗を新しくする場合もあるそうです
(家庭菜園でも、2~3年で苗を新しくした方が良いと
聞いたこともあります。)

 

全部苗を買いなおすとなったら本当に大変!ですが、
イチゴが自分で苗をつくってくれるのを使わせてもらえれば
本当に助かりますよね。

しかもイチゴは1苗からいくつも新しい小株をつくってくれます。

 

あらためて、自然の恵みはすごい!!と思います。

 

 

 

今年の収穫です(*^^*)

 

自家増殖(採種)は自分の場所にあわせた品種改良

私の場合、
種以外の自家増殖を何度も繰り返しているのはキクイモやイチゴくらいで
たくさんの経験がないので、以下自家採種についてお話しします。

 

 

家庭菜園をはじめた頃、
農家の方から「種採りが大事」と教えていただきました。

自家採種を繰り返すことで、
自分の場所にあわせた品種改良をしていることが
実感できるようになってきました。

 

野菜によってはつくりにくい、
自分の場所に合わなさそうと思うものもあるのですが、
自家採種を繰り返すことで育てやすくなったり、
育ちが良くなったりすることを多く実感しています。

 

種の馴化(じゅんか)

種が環境に適応することについて、
大変興味深い記事を見つけましたので、
一部以下に引用させていただきます。

 

「木村秋則と自然栽培の世界 無肥料・無農薬でここまでできる
(責任編集:木村秋則 発行:日本経済出版社 71~72頁)
野口勲氏(野口種苗研究所)寄稿文:「固定種は自然栽培に向いている」より引用

 

”最後に、…『種子生産学』(元台北帝国大学農学部教授・安田貞雄著、1949年、
養賢堂)の一部を紹介してこの文を終わります。

「新しく種子を取寄せて栽培した初年度の成績が不良であるにかかわらず、それから
種子を採って播くと、その次の年ぐらいから良好の成績を与えることがある。
明治30年頃、落合興左衛門氏(『種子交換論』1897年)は次のように記している。
『かつて余の地方に農家あり。清国より山東菜種子を購入して1畝歩ばかりに播種し、
これを栽培したるに、その結果思わしからず、食用に供し得べきもの空なり。ようやく
種子のみを採種して翌年再びこれを栽培したるに、その結果前年とはおおいに差異ありて、
多量の収穫を得、大いに満足せり』かかる現象を作物の馴化と言う。(中略)この方面の
研究として世界的に有名なものにSchuebeler氏の小麦の研究がある。同氏が1857年小麦の
種子を中央ヨーロッパよりオスローに移したところ、初年度は103日で収穫し、その翌年は
93日、3年目は75日で収穫することができた。まさに最初の年からみると28日早くなっている。
この種子を再び中央ヨーロッパに持ち帰ったところ、80日で収穫することができた。すなわち
小麦が北地の気候に馴化して変性したと考えられるのである(このように北に移して成熟の
早まるのは夏の間の日照時間が長いためであろうと考えられる)。”

 

「種子生産学」、大変興味深い本です。
ぜひ読んでみたいと思いました。

 

自家増殖(採種):気候変動へのひとつの対策として

 

ここ数年は気候の変動がとくに激しいと感じていますが、
自家採種を繰り返したものはある程度耐性があるように感じられます。

 

 

四葉きゅうりの苗です(水やらないといけません!)。

 

 

2015年にはじめて種をとりました。
たった1つ!!小さな実がついて、
その実から種をとりました。
(小さな実が何だかさみしそうにぶら下がってたなあ…)

 

水を運ぶのが結構大変で、
たくさんついた小さな実を大きくさせることが十分にできず試行錯誤していますが、
今では葉の大きさも背丈も最初の頃とは大分違い、
大きく成長してくれるようになりました。

昨年大雨が続いて周囲のきゅうりに病気が結構見られた時でも、
このきゅうりは元気でした。

 

大変な気候に見舞われたとき、
それに耐えた苗から種を採っていけば、
厳しい気候変動にも耐えうる種を育てられるかもしれない。

そう思うと希望を感じられます。

自然な営みの中での植物の進化を利用すれば、
植物自身はもちろん、
他の生物や周囲の自然環境のバランスを崩すことなく、
栽培のしやすさや、収穫量などを増やしていくことができます。

種が進化していく自然の仕組みに恩恵を受ける自家採種は、
気候の変動が激しいこの時代、
さらに重要になってくるのではないかと思いました。

 

そしてそのことは、
昔の人たちの知恵にもう一度学ぶことでもあるのだと知りました。
以下にそのことを学んだ本をご紹介します。

 

「稲と日本人」(甲斐 信枝:作、佐藤 洋一郎:監修、福音館書店) ~飢饉と飢えをのりこえてきた米の自家採種の歴史

 

以前読んだ「稲と日本人」(甲斐 信枝:作、佐藤 洋一郎:監修、福音館書店2015)。

 

 

1本記事を書くべき素晴らしい本で、
また記事を書きたいと思っています。

ただ、種苗法の改正が問題になっている今の時期にブログで触れておきたいと思い、
ここにご紹介させていただきます。

 

 

 

この本には、日本人が長い年月をかけて稲の採種と選抜をくりかえし、
稲を自分たちの食糧に適する植物に改良してきたことが描かれています。

 

 

幾度も襲ってくる飢饉や災害。

飢えに苦しみつづけた人々は、
厳しい環境をたくましく生き延びた強い稲をみつけては、
採種して栽培をつづけてきました。

 

 

日本の各地で選抜と採種と栽培が繰り返され、
戦前には4000種類もの稲があったそうです。

戦後の農業の近代化によって、
以前よりも労少なく米が栽培できるようになり、
4000種類あった種は今では10種類程度しか残っていないといいます。

 

 

日本人は生き延びるために、
その糧となってくれる強い稲を見つけ出しては、
採種を繰り返して改良を重ねてきました。

 

この本を読んで、
自家採種は飢饉・災害、飢えの苦しみから逃れるために、
昔の人たちが決して手放さなかった生きる知恵なのだと知りました。

 

 

まとめ~自家増殖(採種)が教えてくれること

植物は足がないので、
環境に不満があっても逃げられません。

置かれた場所で生きていかれるように自分が変わるしかない。

そんな植物が身につけた生き抜く術が、
土地への「馴化」なのだと思います。

 

 

自家採種・自家増殖は、
植物が生き抜くことを人間が助けることでもあります。

植物が子孫を残す営みは、
豊かさを生み出し、自然の恵みとなる。

自家採種・自家増殖は、
人間が自然の恵みをわけてもらうために身につけた、
技術・知恵なのでしょう。

 

 

 

環境に適応する。
それは時間がかかることであり、
付け焼刃ではできないことです。

雨に打たれ、風に吹かれ、夏の過酷な日差しや冬の厳しい寒さに耐え、
時に嵐に耐えた経験があるからこそ、
進化する。

 

どんなに人間が技術を駆使しても、
厳しい自然環境に来る日も来る日も晒された植物が
子孫にいのちをつなごうとする必死の営みに、
勝ることはないだろうと私は思います。

 

 

植物が置かれた場所で種を残していく営みをとめること。

それは、
自然の営みをとめることであり、
植物は進化するという自然の摂理から、
人間が恩恵をうけることができなくなることではないでしょうか。

 

 

 

植物は子孫が繁栄していくことを願い、
時に種に託して、時に根茎に託して、
それぞれのやり方で、
自分がどう生き抜いたのかを子孫に伝えます。

 

このことは、
今にひとつの希望を与えてくれているようにも思います。

 

先人たちはそれぞれの時代をどう生き抜いてきたのか。

先人たちの知恵は、
今を生きる私たちの中にも眠っているに違いない。

 

この困難な時代を乗り越えるために、
どこに、何を探せばいいのか。

時代を越えて語り継がれてきたことは何か。

 

ひとりひとりの中にそれを探るヒントが眠っているに違いない。

 

今と未来を過去から切り離すのか。
それとも過去を今と未来につなぐのか。

 

 

話が少々ずれてしまいましたが、
自家採種・自家増殖というテーマは、
植物だけでなく、
人間にとっても重要なテーマを思い出させてくれるように思いました。

 

 

 

お読みくださってありがとうございました!

 

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