(2019年11月30日作成記事)
こんにちは! わさびなです。
無農薬無肥料ってきくけど、どんなこと?
どうやってやるの?
と思っていらっしゃる方もいるのでは。
私自身ははじめる少し前に「自然農」という言葉を聞き、
実際にやっている方から肥料もやらないし水もやらないと聞いて、
「そんなことでできるの??」と本当にびっくりしたことを覚えています。
そんな話を聞いてすごーい!と感動。
家族に食べさせる野菜をつくりたいなあと思っていたところ、
偶然畑ができる環境に出会いました。
かれこれ8年ほど前のことになります。
それまで畑はおろか、
ほとんど土とは無縁の生活をおくっていました。
鎌のつかい方さえわからなかった私ですが、
すっかり畑の魅力にとりつかれてまだ続けています。
前置きが長くなりました。
以下私の体験談を以下に書きます。
これから家庭菜園をはじめてみようかなあという方に、
何かの参考になればうれしいです♪
はじめに育てたもの
夏野菜の苗 4~5苗くらい(厳密に言うと植えたが残ったのは2苗ほど)
はじめるのに必要だったもの・こと
(1)場所
偶然に畑をつかわせてもらえる状況にめぐまれました。
(2)ウネ立て
1畳ほどのウネを1つ立てました。
(3)鎌
ホームセンターで刃がギザギザしている鎌を購入しました。
500円前後だったと思います。
(4)大きなスコップ・備中ぐわ(金属の部分が3本にわかれています)
小さな場所であれば、スコップ1本でも大丈夫だと思います。
(5)軍手
(6)長いひもか、ロープ、または長い支柱など
ウネの形づくりのため(私はつかわないで大ざっぱに立ててしまったんですが(^^;)
(7)夏なら帽子、首巻タオル、サングラスなど
※広い場所を使う方は、草刈り機があると便利です
(大鎌をつかってもできると聞いているのですが、やったことがありません。)
草刈り機はホームセンターで有料貸出しているところもありますよ♪
ウネ立て
畑をやりはじめてしばらくしてから、
畑をやっているベテランの方にやり方を見せていただく機会がありました。
そこで教えていただいたやり方からご紹介していきます。
(1)教えていただいたウネ立てのやり方
① ウネを立てる場所と周辺をざっと草刈りする。
② 草刈りした場所をスコップで掘り起こす。石や雑草の根、破片などを取り除く。
◇どのような土かよく見ておくとよいともおっしゃっていました。
③ スコップで土を大体のウネの形に盛り上げていく
④ ウネの真ん中の土を両脇にくずして、真ん中に窪みをつくる
⑤ 窪みに枯草や米ぬかを入れる(あとで溝施肥というものだとわかりました)
(注意 乾燥していない青い草はいれない)
⑥ ウネを閉じて、形を整え、表面をならす。
(2)今、私がしているウネ立て方法
① ウネを立てる場所と周辺をざっと草刈りする。
② 備中ぐわで①の場所をほぐしていく。
③ 長い支柱などを長方形においてウネの形を決める。
④ 支柱などの外側の土をウネに決めた場所に盛り上げていく。
⑤ ウネの形を整えて、表面をならす。
平鍬をつかった方がやりやすいのだと思いますが、備中ぐわや鎌で適当にやってしまいます。
⑥ 刈った草を表面にかぶせておく(土を裸にしない)。
◆ウネの高さ
高畝や平畝があります。
ポイントは水はけがよいかどうか。
雨の後の様子は、ウネを立てる前に確認しておいた方がよいと思います。
ウネの高さを検討にするのに役立ちますよ。
雨が降った後、なかなか水がひかないような場所などは場所は高畝にした方がよいといわれます。
ウネを立てる場所が水はけがよければ、低め(10cm以下くらい)またはウネを立てないでも育
てることができるそうです。
私の場所は水はけはあまりよくないので、高めにするようにしています。
土を盛り上げるのは結構大変!で、低くなってしまっているところもあるのですが、高く盛り上げ
たところの方が、やはり育ちがいいと感じています。
◆ウネの幅
無農薬無肥料で育てるのであれば、根はりを考えると総じて広めの方がよいと思います。
私の感触では、120cmくらいはあった方が特に夏野菜は育てやすいです。
どのくらいの広さを使えるか、どのような野菜を育てたいのか(ナスやとまとやきゅうりなど広い場所があると良いものか、ネギやニンジンなどそこまで広くなくても栽培できるものか)をあらかじめ考えておくとよいですね。
◆一度ウネを立てたら
ウネは不耕起だと一度つくった後は手入れしながら使います(崩れてきたらまた盛り上げるなど)。
作物を育てている間は大幅な変更はしにくいですが、変えたければまた手を入れれば良いだけです。これでやってみようと思ったらまずはスタートしてみたら良いと思います。
これは玉ねぎとソラマメを植えているウネです。
(3)はじめて立てたウネの立て方
正直、ウネを立てたとはとても言えない気がしますが(*^_^*)、
最後に、はじめて立てたウネをご紹介しまーす♪
① ウネを立てる場所を決める。
② 土をスコップでウネの形に盛り上げる。
以上でーす!
はじめたばかりの時
その上、
除草もほとんどせずに小さな夏野菜の苗を定植しました。
畑に行く度に苗の数を数えてましたが、
少しして見失うこと多し(笑)。
最終的に2本しか残りませんでした。ハイ。
そんなウネ立てがあるなんて話を小耳にはさんだことがあってやってみたのですが、
自分の場所の特徴も考えずにやってました…
そもそも定植の前には除草するというような一般的知識も知らなかっただけなのかもしれません。
自分の場所はしばらく使われていなかった場所で、
ヤブガラシなどの強い雑草が繁茂していました。
ヤブガラシは太い根をはりめぐらせており、
このような場所ではウネ立てのときにある程度根をとっておいた方が栽培しやすいと私は思いました(広く深くはりめぐらせているので、到底全部根をとることはできません)。
ただ、残った苗は草の中でもとても立派に育ちました。
今よりも気候がやさしかったせいもあるかもしれませんが、
夏の間時々草を刈っては苗の足元に置いて、
本当にこれだけで育つんだなあと実感した記憶があります。
何を植えるか
はじめての時は、
いただいた苗を植えました。
成長スピードがとても速かったので、
F1の種類だったと思います。
※F1とは簡単には、親と同じものができない種と理解しています。野口種苗さんのウェブサイトにとても詳しく説明されています。
無農薬無肥料ではじめるなら、
できれば無農薬無肥料で育てた作物から採取された種や、
そうした種をつかった苗の方が育てやすいと思います(植物は育った経験の記憶を種に残します)。
いろいろなことを考えてしまうとなかなかスタートできないかもしれません。
野菜を育てるってどんなかな、
という感じであればホームセンターで販売している苗や、
私のように苗をいただくことがあればそれを使って、
とにかくはじめてみてもいいんじゃないかと思います。
ただ、継続していきたいという思いがはっきりしているのであれば、
最初から固定種で栽培した方が早く軌道にのせられると思います。
固定種は繰り返し採取することで、
特定の土地・環境に適応していきます。
適応するにつれて収穫できるようになっていきます。
無農薬無肥料では、土が良くなることと、
固定種の自家採取でその植物自体が進化することがセットで成り立つと私は理解しています。
◆無農薬無肥料の種の情報
以下の場所でも、無農薬無肥料で栽培された野菜の種が購入できますよ♪
・野口種苗(こちら)
・公益財団法人 国際自然農法研究開発センター(こちら)
・たねの森(こちら)
まとめ
以前、ある農家の方がこうおっしゃっていました。
「とにかく自分でやってみることです。それが大切です。」
自分のやってみたいと思う栽培方法をしている先輩に話しを聞いたり、
先駆者の本を読みながら実践するのもとても有効だと思います。
そして実際にやってみて失敗したーと思っても、
自分がまだやってみようと思うかぎり(そして状況が許す限り)何度でも挑戦できますし、
チャンスはなくならないです!
はじめからある程度広く使って収穫する必要がある場合や、
長期的な計画がある場合をのぞけば、
とりあえず土をどんな形でも盛り上げてウネをつくって育ててみではと思います。
播いた種が芽をだすのを見るだけでも、
きっと楽しめますよ!!
ここまで読んでくれてありがとうー!