こんにちは! わさびなです。
先日らっきょうを掘り上げてきました。
家庭菜園をはじめて2、3年経った頃にらっきょうを頂いて、
一部を食べないで残して家庭菜園に植えました。
1年目は収穫しないでおくといい、
といわれてそのままにしておきました。
やせた土地でもよく育つよ、
と言われたのですが、
本当にその通り!
丈夫で手間いらず。
全部掘らないで残しておけば、
次の年にまた増えています。
そんならっきょうの収穫&食べてみたレポートです♪
掘り上げてみました
実のところ、
昨年は収穫しそびれてしまい放置してしまいました。
そんならっきょうですが草と一緒に元気に育ってます。
地上部はこんな具合です。
しばらく掘っていないせいか、
しっかりがっちり土に埋まっていて、
スコップでとるのも一苦労です。
掘り上げてみると根っこがからみあって、
なかなか離れません。
すごい力です。
どうりで強いはずだ…。
からみあった根の下や横に、
ヒガンバナの球根も一緒になっていました
これまたスーパー強そうです(^^;)
(ちなみにヒガンバナもラッキョウも同じヒガンバナ科)。
らっきょうは、
そのまま持って帰ると土の量がすごいのでほぐします。
ちょっと時間がかかりました。
ほぐしてビニールに入れたもの。
思えば地上部の葉も持って帰って料理すればよかったのですが、
引っこ抜いた時にとれたり何なりで、
忘れてしまいました(^^;)
もったいない…。
今度は持って帰ろう。
らっきょう~助かる多年草
冒頭にも書きましたが、
このらっきょう、
頂いたのは6、7年前。
全部食べずに残しておいたものを、
8月だったか、9月だったかに植えつけました。
1年おいてから収穫するといいと言われて、
次の年はそのまま。
2年目に一部を残して収穫しました。
次の年には残しておいたものが分球して増えました。
こんな具合で、
一部残して収穫(昨年に限らず掘らない年もありました)
を繰り返して今にいたります。
栽培といえるほど手をかけていないのですが、
本当に丈夫に育ってくれます。
猛暑、干ばつ気味の時も、
水やりをしたことがありません。
毎年種をまいて育てる必要がない多年草※を上手く取り入れると、
手をかけずに収穫できるものが増えて助かると聞いたことがありますが、
本当にその通りです。
※多年草とは:
草本植物のうち2年以上にわたって生存する性質をもつもの。
(コトバンク⇒)
同じく多年草のキクイモは、
どんどん広がってしまうので管理に注意が必要ですが、
らっきょうは畝を高めに盛り上げれば、
キクイモのような勢いで広がっていくことはない感じです。
らっきょう、
食べられる状態にするのに手がかかるので、
掘らずにおくことも何度かありましたが、
もっと活用していいのかも!!
今さらながら気づきました(*^▽^*)。
らっきょうについて
これまでほとんど意識していませんでしたが、
思えばらっきょうは放っておいて大丈夫♪と思わせる
安心感があります。
手をかける余裕もなくて、
植え替えをしたこともありませんが、
残しておけばまた増えて次の年に食べられます。
気がつけばいつもそばにいてくれるらっきょう(*^▽^*)。
そんならっきょうはどんな野菜なのか、
ちょっと調べてみました。
らっきょうはこんな野菜
◇ヒガンバナ科の多年生草本
◇原産地:中国
紀元前から栽培。日本への渡来の時期は不明だが、
9世紀頃から記録があり、主に薬用に供されていた。
◇普通の作期:7~9月に種球を植え付け、翌年の6月頃に分けつし肥大した鱗茎を収穫。
やせた土地でもよく生育し、砂丘地でよく作られる。
1年で収穫したものに比べ、2年目のものはより多く分球した小球を収穫できるので、
自家用には1年目、加工用には2年目のものを使う。
以上参照・引用:農林水産省ウェブサイト⇒
らっきょうの産地として有名な鳥取県のJAサイトに
らっきょう栽培の様子が書かれていました。
砂丘らっきょう(全農とっとり⇒)
らっきょうの植えつけは、
夏真っ盛りの時期に行うそうです。
なんと、1人で1日平均1万球植えつけるんだとか!!!!
あの暑い時期に…。
ぐわぁーー!、と思わず言ってしまいました。
植えつける人たちどれだけタフなんだ…。
すごすぎます。
らっきょうの栄養・効能
らっきょうは、
アリシンや水溶性の繊維のフルクタン、
ビタミンCなどを含む健康野菜だそうです。
アリシンはビタミンB1を活性化したり、
消化促進、疲労回復にも効果的だとか。
健胃整腸の効果があるとして、
古くから民間薬としても利用されいるそうですよ。
日本の伝統医学、漢方の生薬としての名前は「薤白(がいはく)」
というのだそうです。
以下、熊本大学薬学部の薬草園植物データベースを調べてみました。
◇鎮痛薬:肋間神経痛や,肋膜炎や喘息の咳による胸痛などに用いる。
◇漢方処方:栝楼薤白白酒湯,栝楼薤白湯などに配合。
◇民間薬:食欲のないときに生の鱗茎に味噌を付けて食べたり,腹痛に煎じて服用。
切り傷や虫刺されに生の鱗茎をすり潰したものを外用。
(熊本大学薬学部・薬草園・植物データベースより引用⇒)
切り傷や虫さされに外用もできるんですね!
はじめて聞きました。
すごい(^O^)!!
塩づけしたらっきょうを使って~ハンバーグ風
下処理
①洗う
収穫したらっきょうです。
きれいな水をボールに張って、
じゃぶじゃぶ洗っては水を入れ替えることを
繰り返します。
。
②根と茎の処理
ひとつずつ、根や茎を切り落とします。
この段階で薄皮を包丁の背でちょっとこすっておくと、
後で皮をむくのに便利です。
切り落とした後。
(茎の部分、もったいないので多めに残しています)
切り落とした根っこや茎。
③うす皮をむく
次は薄皮をむきます。
互いにこすりあわせると皮がよくとれるとも聞いたことがあります。
私はタッパに水を張ったものを用意して、
水につけてながら剥いています。
中央のあたりに薄い皮が見えるでしょうか
(何だか「事件現場に残されたらっきょう」的映りになってる気が(*^^*)。)
これを剥いていきます。
できました!
とりあえず塩づけにしておく
最初にらっきょうを頂いたとき、
甘酢漬けを作ろうと思っていたのですが、
最初に塩をまぶして少ししてから食べてみたら、
結構これが美味しかった(夕方塩をまぶして夜味見)んですよね。
結局甘酢漬けをつくらないで、
塩漬けした段階で全部食べてしまいました。
それで、おおよそ10%の塩をまぜて塩漬けにしておくようになりました。
(我が家の場合1日室温に出した後は、冷蔵庫保管。
水が上がってくるので適宜ゆっくり上下に振る。
1、2週間もしないうちに全部食べてしまいます。)
鶏肉と豆腐と混ぜてハンバーグ風
塩につけた翌日、
一品作ってみました♪
《材料》
・鶏肉250グラム
・豆腐半丁(冷凍庫で凍り豆腐にしたもの使用)
・卵1個
・塩づけらっきょう 適量
全部混ぜて焼くだけ!
こんな具合になりました。
もうちょっとふっくらできたら良かったなあ。
塩漬けしたらっきょうです。
光輝いてます(*^▽^*)
ハンバーグ食べてみました。
張り切ってらっきょう入れすぎて;
ちょっと塩が強くなりすぎた…(^^;。
次回は少なめにしよう。
ちなみにらっきょうは、
スープに入れたり、
刻んでドレッシングに入れたりもできますよ♪
まとめ
らっきょう。
食べられる状態にするまでに手間がかかることもあって
後回しにしてしまい、
気がついたら収穫時期が終わっていたことも少なからずでした。
とても丈夫なので、
手をかけなくて済む分、
畑にいるのが当たり前のようにも感じていました。
ついつい関心が薄くなっていたかも。
こんなに身体に良くて、
頼れる野菜だったんだなあ。
今回ブログの記事を書いてみて、
らっきょう愛がこみあげきました(*^▽^*)
らっきょうの魅力を再発見です!
収穫できるまでに時間はかかりますが、
時間と場所の余裕があればおすすめですよ♪
読んでくれてありがとうー!
らっきょうの花
【関連記事】
◇多年生植物:
・キクイモ~今年は種ができました(キクイモ栽培について)
【超初心者からスタートした無農薬無肥料・不耕起・草生栽培で野菜づくり】⇒
・みょうが初収獲しました!~今日の収穫(ミョウガ・きゅうり・ササゲ・シソなど)
【無農薬・無肥料・草生栽培で家庭菜園の野菜づくり】⇒
◇民間薬・漢方など
・カキドオシとカラスノエンドウをブレンドしたお茶~疲れがとれるカキドオシ♪
草刈りついでにつくってみた【野草(雑草)】⇒
・畑で「カラスノビシャク(半夏:ハンゲ)」をみつけました!【薬草:漢方生薬】⇒
・オオバコの種(車前子)をとってみました【薬にもなる草】⇒
・東洋医学(日本の伝統医学)とコロナウィルス(COVID-19)
:新たな時代にむけた産業・経済のあり方への可能性⇒