こんにちは! わさびなです。
少し前に、
薬草のカラスノビシャクを畑に発見して驚いていたのですが(記事)、
畑のいたるところに生えていることがわかってきました。
この場所で畑をして8年ほどになるのですが、
まったく注目していなかったので、
こんなに近くにいたのにどうして気づかなかったんだ…状態でした(^^;)
あまりにありふれていたので気づかなかったのかもしれません。
背の高い草が多い、手がまったく入っていないところよりも、
何かを育てていたり、時々草を刈るような、
少々草が茂っているところがお気に入りのようです。
草は大変だなあと思いがちな季節ですが、
すごいパワーを秘めた草が生えているかも。
この記事を読んでくださっている方の足元にも生えているかもしれません(*^^*)
カラスノビシャクとは
サトイモ科の植物。
半夏(ハンゲ)、スズメノヒシャク、シャクシソウなどともいうそうです。
かつて日本では、カラスノビシャクは、
畔(あぜ:田んぼや畑のまわりの通路のこと)で栽培されていたこともあるそうです。
以前に書いた記事で効能や、漢方生薬の栽培などについても触れています。
ご興味があったらぜひご覧になってみてくださいね!
●畑で「カラスノビシャク(半夏:ハンゲ)」をみつけました!【薬草:漢方生薬】
(こちら)
いろいろな野菜の足元に住んでいました
少し前はミニトマトの足元に見つけたのですが、
きゅうりの足元をふと見てみたら、
いました!
と思ったら、
その近くにも発見!
葉っぱが2枚重なっています。
ちなみにきゅうりも頑張っています(*^^*)
しっかりツルを絡ませていますよ。
さつまいもは元気かな、と見に行ったら、
見つけました!
(カラスノビシャクが見やすいように写真を縦にしてみました)
元気そうです。
この近くにも見つけました。
カラスノビシャクの繁殖の仕方から、
1つ見つかると何本か近くにあることが多いみたいです。
雨が少なくなる前にニンジンを播きたいと思って、
草を刈りはじめました。
ここにも!!
ちょっと抜いてみました。
根球が切れてしまいました^_^;
気を取りなおして土中に埋まっていた茎についている球を見てみます。
ちょっと芽が生えてきています。
あとで調べたら「むかご」とわかりました。
ここからまた若葉が育つしくみになっているようです。
畝の端に植え戻してみました。
また根づくかな?
どうやらそこまで背の高くない草むら(ニンジンの種まきの場所くらい)に
よく生えているようです。
掘り上げようとした感触では、
根球は結構土中深くにしっかり埋まっている感じです。
はじめに見つけた時はもったいないから掘らないでおこうと思いましたが、
どうやら全然珍しくなさそうです(*^^*)
今度またチャレンジしてみよう。
小さな点は「珠芽(むかご)」だった
この何だろうと思っていた葉の分岐にある点、
「珠芽(しゅが)」というのだそうです。
「珠芽」はむかごのことだそうです。
調べてみました:
地上の茎の葉腋(ようえき)にある芽が肥大して,球根と同様の性質をもつ塊状組織を形成する。この塊状組織がむかご(零余子)で,珠芽とも呼ばれ,これを採取してまくと,数年のうちにりっぱな球根やいもになるので,繁殖に用いられる。
コトバンクから引用(世界大百科事典内の珠芽の言及)⇒
ということは、これを落として自分で種まきするんですね!
この土中に埋まった部分の茎にできる球もむかごなんだそうです。
早速芽が出てますね!
植物によって繁殖の仕方は本当にさまざまだなあと思います。
確実に子孫を残すにはどうしたらよいか、
それぞれで知恵をしぼっているんですね。
「耕すほど殖える厄介な草」
手元にあった本を見てみたら、
カラスノビシャクが載っていました。
「耕すほど殖える厄介な草」と書いてありましたよ!
(「最新版 雑草・野草の暮らしがわかる図鑑 」著者:岩槻秀明 出版社:秀和システム
472ー473頁 ⇒)
耕すことで、
一か所にかたまっているむかごが、
きっと分散するんですね。
根球はしっかり土中に埋まっていて頑健そうなので、
背の高い草がなくて光が届けばたくましく生育しそうです。
まとめ
カラスノビシャク、芽を出してから大人の葉(3分岐している葉)になるまで、
少しずつ形が変わっていくそうです(先ほどの図鑑に写真がありました)。
よく思い出してみると、
若葉のときの形はよく見かけていました。
あれはカラスノビシャクだったんだなあ。
カラスノビシャクがあちらこちらにいるのを見つけるのがちょっとした楽しみになっています。
何だか宝探しみたいです。
ひょっとすると、
草むらがあれば探してみると結構見つかるのかもしれません。
他の草の効用ももうちょっと調べてみようかな(*^^*)
読んでくれてありがとうー!!