今回の畑だよりは「ニラ」が主役です♪
何年も前に植えておいたニラ。
夏野菜に混植するのに抜いたり(トマトやナスなど)、
株分かれしたのか、こぼれ種が発芽したのか、
あちらこちらに増えたりして、
まとまりがつかなくなっていました。
株分けは本来、春にするものだそうですが、
整理しておきたくて掘り上げ作業をしました。
冒頭の写真の右側に、
根がモサモサしている葉がニラです。
葉を切り落とす時間がなくて持って帰ってきた所を写真にとりました。
ここで今回の主役『ニラ』をご紹介しましょう♪
●ユリ科の多年草
●東アジア原産
●中国では3000年の歴史があるのだそう。
日本でも古くから食べられていて、
『古事記』には加美良(かみら)、
『日本書紀』には計美良(かみら)と書かれているそうです。
●滋養強壮効果の高さから、古くから漢方薬として利用されてきたそうです。
◎葉は止血,解毒作用
◎種子は強壮,鎮痛などの作用
があるそうですよ!
(参考:熊本大学薬学部薬草園 植物データベースウェブサイト)
何気なく食べているニラ。
とてもきれいな花をつけるんですよ。
ニラの花(夏の終わりに咲きます)

そして超お助け野菜です!
ニラは1回種を播いて育ててしまえば、
毎年葉が出てくる多年草(冬は地上部が枯れます)。
超楽です。
(ただし、どんどん株分かれして葉が細くなるので、
3~4年ごとに株分けして植え替えが必要といわれます。)
しかも超タフ。
田畑の畔や、空き地などで、
どうやってか種が落ちて発芽したニラが
たくましく育っているのを、よく見かけます。
昨年長雨だった時も、
ニラは元気いっぱいでした。
(長雨に強かった野菜~次の春夏シーズン品種選び対策に:2020年梅雨備忘録⇒)
長雨が明けた時のニラ

さらに効能がすごい…。
さきほども触れましたが、
滋養強壮効果の高さから、古くから漢方薬として利用されてきたそうです。
(参考:熊本大学薬学部薬草園 植物データベースウェブサイト)
腰痛には、種子をつぶして水で服用とも書いてありました。
そういや今年種とるの忘れてた…。
種採りはとても簡単です。
花が咲いた後、黒い種ができます。
すっかり畑のニラから話がそれました。
このニラ、
根っこがすごいです。

まるで『縄』のようで、
掘り上げるのも一苦労。
堀り上げには小さなスコップよりも、
大きなものを使った方が楽です。
隣り合ったニラの根は絡み合っています。
(写真をとったはずなのですが、見当たらない…(^-^;)
冬は地上部は枯れても、
根は地中で生きています。
猛暑干ばつ気味でも、
根っこはちゃんと残っています
(ハードな気候でも、少なくともこれまで
葉が完全になくなったのを目にしたことはありません。)
どうりで滋養強壮に効くはずです。
先日ゴーヤーとササゲの畝を整理していたら、
草に埋もれていたニラが出てきました。
株分かれしたかな? しっかり生えています。

本当に強いです。ニラ。
まさに「家庭菜園のタフな奴」。
家庭菜園に何を植えようか迷っているそこのあなた!
ニラ、おすすめです。
餃子好きならなおさら、
「ニラ」必須です
(ニラの回し者か?(^-^;)
読んでくれてありがとうー!!
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