【おすすめ絵本】「ふしぎな銀の木」シビル・ウェッタシンハ再話・絵、松岡享子・市川雅子訳、福音館書店~大人も子供も楽しめます!

絵本・本 ~読んでみました

こんにちは! わさびなです。

 

はらはらどきどきする王子の冒険。
その裏には語り継がれてきた深いメッセージがあるのかも――。

 

今回ご紹介するのはそんな絵本、

 

「ふしぎな銀の木」
シビル・ウェッタシンハ再話・絵
岡享子・市川雅子訳
福音館書店 2017

です。

 

 

あらすじ

ある国の王様が夢をみました。

 

 

地面がぱっくりとわれて生えてきた銀の木。

高くそびえたったその樹には、
銀色の花がさいて実がつきます。

しまいには銀のオンドリが、
その木のてっぺんで高らかに鳴きました。

 

あまりの素晴らしい光景に、
夢ではなく本当に見てみたいと王様は思いました。

そこで、
3人の王子にこの銀の木をさがしに行かせることにしました。

 

3人の王子をそれぞれ待っていたこととは―。

 

 

スリランカの再話です。
作者はスリランカ出身のシビル・ウェッタシンハ氏。

ウェッタシンハ氏が描いた色彩豊かな絵を見るのも楽しいです。

 

絵本と出会ってよかったと思うひととき

子供に読み聞かせをしようと思って出会った本です。

子供の絵本を読むときは、
絵本といっても様々あることはわかっているのですが、
そこまで複雑な展開はないだろうと思って読みはじめることが多いです。

 

この絵本は56ページと若干長めですが、
他の本とくらべてぶ厚いわけではなく、
見るからに複雑なおはなしのようには見えません。

字も大きく、
ぎっしりと文章がつまっているわけではないので、
長編物語の絵本にも見えません。

 

 

でも読みはじめて、
(え? そんなことが? そんな目にあうの??)と、
予想をはるかに超える展開になっていきます。

どんどんこのおはなしに引き込まれていきました。

 

おはなしの流れは単純ではなく、
映画になってもおかしくないような面白さと、
私には感じられました。

 

 

最後の最後でも、
(そんなあ!)と思う展開がまたひとつ。

読んだ後一息ついて、
何だかすごいお話しだったねえと子供と話し合い、
しばらく余韻にひたりました。

私が一番この絵本を楽しんでいたかもしれません。

 

 

この複雑さ。
よくよく考えてみると、
何か深いメッセージがあるように思われてなりません。

伝承の物語には、
昔の人たちが物語にこめた深いメッセージがあるとよく聞きます。

この物語には何がこめられているのだろうと思いました。

 

読んだ人それぞれに、
何かのメッセージを受けとることができるかもしれません。

 

 

 

この絵本に限らず、
読み聞かせ用に読んだ絵本に、
その時の自分にむけたメッセージがあると感じる時が少なからずあります。

そんな時、
絵本と出会って本当によかったなあと思います。

 

絵本にはさまざまなことが凝縮されているように思えて、
作者やその物語を語り継いできたひとたちの思いを感じるのも楽しみのひとつです。

絵本を通して作者や、
その物語を語り継いできたひとたちと出会える気がします。

絵本も「出会い」なのかもしれませんね。

 

「ふしぎな銀の木」も、
きっと良い出会いになると思います。
おすすめです!

 

 

読んでくれてありがとうー!!